月曜日の米株式市場は米中協議進展の期待から上昇し、遂にダウ平均も史上最高値を更新した。ダウ平均は0.42%高の27462.11、S&P500は0.37%高の3078.27、ナスダック総合指数は0.56%高の8433.20。
米中両国から第1段階の合意に向けた前向きな発言が相次いでいる。中国商務省は米中の電話会議において協議を行い、原則で一致したと発表し、トランプ大統領は米中首脳会談は米国内で開催されるだろうと述べた。場所はアイオワ州が候補に挙がっている。ロス商務長官も署名は今月中旬頃だろうと述べ、ファーウェイへの禁輸措置の一部解禁は間もなくだとも述べた。
フィナンシャルタイムズは9月1日に課した約1120億ドルの関税の撤廃を米国が検討していると報じた。日本市場の寄り付き直前に報じられたことで、日経平均株価はこの材料を好感している。
ウーバー・テクノロジーズ (NYSE:UBER)が決算発表を行い、売上は市場予想を上回ったが、1株あたり利益は赤字となった。これにより時間外取引で5%以上の下落となっている。
午前10時34分時点で米10年債利回りは1.789%へと上昇した。ドル/円は108.69円となっている。上海総合指数は0.02%安、香港ハンセン指数は0.20%安、韓国総合株価指数は0.03%高 ドル/オフショア人民元は0.07%安、ドル/ウォンは0.17%安。
日経平均は2万3148円と大幅高で推移している。米中協議進展期待から米株式市場が主要3指数揃って史上最高値を更新しており、日経平均もこれを好感している形だ。現在の上昇基調は強く、後場も引き続き堅調に高値圏で推移か。2万3100円~2万3250円で推移すると予想する。
中国 Caixin(財新)サービス業購買担当者景気指数は51.1と前月より低下した。市場予想は52.8だった。