[メルボルン 27日 ロイター] - オーストラリアの元競泳選手で五輪金メダリストのイアン・ソープ氏は27日、今夏の東京五輪について、アスリートは自らの健康を最優先に考えて参加の是非を決めるべきだと述べた。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、国際的なスポーツイベントの多くが延期や中止となる中、東京五輪の開催を危ぶむ声も上がっている。
ソープ氏は、アスリートの安全が何よりも優先されるべきと主張。
キャンベラで記者団に対して「出場チームや他国へのリスクがどの程度なのか、アスリートをリスクにさらすことのない、安全な五輪をどのように開催できるのか、疾病専門家に分析してもらうことが必要」と述べた。
その上でソープ氏は「(東京五輪に参加するかどうかは)個々のアスリートが決定すべきことだと思う。決定に際しては、自身の健康を最優先に考えるべきだ」とした。