[ロンドン 5日 ロイター] - 金融分析会社オルテックスは5日、米ゲーム販売ゲームストップの株価急落により、同銘柄を空売りしているヘッジファンドが今週36億ドルの利益を上げたと発表した。
ゲームストップ株を巡っては、個人投資家の熱狂的な買いにより株価が1月に一時2400%上昇。空売りしていた多くのヘッジファンドは買い戻しを余儀なくされ、1月で合計125億ドルの損失を出した。
ただ、買い戻し一巡とともに株価はピークアウトし、先週の高値483ドルから90%下落した。
同じく個人投資家の買いの対象となっている米映画館チェーン大手AMCエンターテインメント・ホールディングスの株価も先週の高値から大幅に下落しており、オルテックスのデータによると、同銘柄を空売りしているヘッジファンドの利益は4日終値時点で4億3000万ドルに達したという。
欧州では、ノキアを空売りしているファンドが1億2600万ドルの利益を上げたとしている。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20210205T164013+0000