[5日 ロイター] - 5日午前の米国株式市場で、ゲーム販売のゲームストップ株が再び大幅上昇。株式取引プラットフォームのロビンフッド・マーケッツが、個人投資家の熱狂的な買いを受けて導入した取引制限を解除したことが背景。
米東部時間午前10時15分時点で、ゲームストップは約40%高。米映画館チェーン大手AMCエンターテインメント・ホールディングスは5.8%高。
ロビンフッドは4日、 ゲームストップやAMCを含む全株の一時取引制限を廃止したと発表した。
ゲームストップ株は個人投資家による熱狂的な取引のきっかけとなり、過去2週間にわたり乱高下していた。
スパルタン・キャピタル・セキュリティーズのチーフ市場エコノミスト、ピーター・カーディロ氏は「投機的取引は後退しているが、1─2カ月後に復活しないということではない」とした上で、多くの小口投資家が損失を出している可能性があり、回復にはしばらく時間がかかると指摘。ただ、今後は他の銘柄やより幅広い規模で起きる可能性もあると述べた。