[パリ 5日 ロイター] - 欧州の自動車大手ステランティスと仏ルノーは5日、世界的な半導体不足の影響により複数の工場で生産を休止すると発表した。
ルノーは7日からの週に数日間、フランス国内の工場1カ所とモロッコ、ルーマニアの2工場で生産を休止する。生産台数への影響は明らかにしていない。
フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)とPSAの経営統合で発足したステランティスは5日、独アイゼナハ工場の生産を休止した。スペインのサラゴサ工場にも影響が出ているという。
労組関係者がロイターに明らかにしたところによると、ステランティスは7日からの週にイタリアのメルフィ工場で減産に踏み切り、7000人の労働者を一時帰休させる計画という。