[東京 8日 ロイター] - バンダイナムコホールディングスは8日、2021年3月期の連結営業利益予想を500億円から前年比8.6%減の720億円に44%上方修正したと発表した。家庭用ゲームなどの巣ごもり需要や国内外のトイホビー事業でハイターゲット層(大人層)向け商品などが好調に推移している。
IBESがまとめたアナリスト13人のコンセンサス予想では、21年3月期通期の連結営業利益の平均値は812億円。
20年4─12月期の営業利益は前年同期比1.1%増の729億円だった。通期予想が4―12月期の実績を下回るが、1―3月期には来期以降に向けた新しいキャラクター立ち上げのための広告・宣伝費を見込んでいるためだという。
また、1―3月期は引き続き、国内外で現在の新型コロナウイルスの感染状況が継続することを前提としている。
通期の純利益目標は330億円から360億円(前年比37.6%減)へと引き上げた。1―3月期に新型コロナ感染症の影響を最も大きく受けたリアルエンターテインメント事業において、国内外での構造改革費用を特別損失として130億円計上する予定。
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