[ソウル 11日 ロイター] - 米アップルは韓国のアプリストアで同社以外の決済システムの使用を認める計画を提出した。韓国の通信規制当局が11日明らかにした。
同国では大手アプリストア運営会社が自社決済システムの使用をソフトウエア開発企業に強制することを禁止する法律が9月に施行された。これを受けて韓国放送通信委員会(KCC)はアップルと米アルファベット傘下のグーグルに法令順守のための計画を策定するよう求めていた。
グーグルは昨年11月、新たな法律に従い、韓国で代替決済システムを容認すると発表した。
アップルは発表文で「アップルは韓国の法律を尊重しており、韓国の才能あるアプリ開発者と協力してきた。韓国のユーザーに利益をもたらす解決策を巡りKCCおよび開発者コミュニティーと協力することを楽しみにしている」とした。
KCCによると、アップルは現行の30%よりも低いサービス手数料の代替決済システムを容認する方針だという。
アップルは手数料率や適用時期などの詳細を明らかにしていないが、KCCによると、さらなる詳細をKCCと協議する予定だという。