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<欧州株式市場> 急落して取引を終えた。米国の利上げ時期が早まるとの観測が広
がったほか、アルゼンチンが債務不履行(デフォルト)状態に陥ったことで市場心理が悪
化した。
FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は17.18ポイント(1.26%
)安の1349.34で、終値として約3カ月ぶりの安値水準だった。DJユーロSTO
XX50種指数 .STOXX50E は53.72ポイント(1.70%)安の3115.51と
、4月中旬以来の安値で引けた。
投資家の不安心理の度合いを示すユーロSTOXX50ボラティリティ指数 .V2TX
は3カ月ぶりの高い水準となる9.37%をつけた。
スペインのIBEX35指数 .IBEX は230.2ポイント(2.10%)安の10
707.2で引けた。スペインの企業は中南米におけるエクスポージャーが大きく、アル
ゼンチンのデフォルトが嫌気された。
30日に発表された第2・四半期の米国内総生産(GDP)が堅調に伸びたことに加
え、来月1日発表の雇用統計も労働市場の情勢の改善を示すとみられていることから、米
連邦準備理事会(FRB)が利上げ開始時期を早めるとの観測が広がっている。
ロシアでの事業計画縮小やゴルフ事業の抜本的な見直しを公表したドイツのスポーツ
用品メーカー、アディダス ADSGn.DE は15.4%の下落。ポルトガルの銀行大手バンコ
・エスピリト・サント(BES) BES.LS は上期の決算が36億ユーロの赤字になった
と発表し、株価が42.1%下落した。スペインの製薬会社グリフォルス GRLS.MC も決
算が期待外れだったとして、14.0%の値下がりとなった。