[6日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE
終値 6636.16(‐46.32)
前営業日終値 6682.48(+4.96)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX
終値 9130.04(‐59.70)
前営業日終値 9189.74(+35.60)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI
終値 4207.14(‐25.74)
前営業日終値 4232.88(+15.66)
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数 .FTSE が46.32ポイント(
0.69%)安の6636.16と反落して取引を終えた。軟調な欧州の経済指標や、ウ
クライナ情勢への懸念が相場を押し下げた。
6月の英鉱工業生産指数は伸び率が市場予想を下回った。イタリアでは第2・四半期
の国内総生産(GDP)がマイナス成長に陥ったほか、ドイツの6月鉱工業受注指数は大
幅に低下した。
北大西洋条約機構(NATO)が6日、ロシアが約2万人の部隊をウクライナ東部と
の国境付近に集結させているとの声明を発表したことでも市場心理が悪化した。
個別銘柄では医薬品株が顕著に値を下げた。米国で上院議員数人がオバマ大統領に対
し、国外への本拠移転で税を逃れている企業に法人税の減免措置を適用しないよう求めた
ことが売り材料となった。米バイオ医薬品会社アブビー ABBV.N による買収で合意してい
るアイルランドの製薬会社シャイアー SHP.L が売られたほか、米企業の買収対象と目さ
れている医療機器のスミス・アンド・ネフュー(S&N) SN.L や医薬品大手アストラゼ
ネカ AZN.L も下落した。シャイアーとS&N、アストラゼネカは3.6%から4.1%
の値下がりとなった。
<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。ウクライナをめぐる緊張の高まりに加え
、欧州経済の回復力に疑念を抱かせるような統計が相場の重しとなった。
FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は10.94ポイント(0.82%
)安の1323.65と、終値として4月16日以来の安値で取引を終えた。 DJユー
ロSTOXX50種指数 .STOXX50E は21.83ポイント(0.71%)安の3050
.37だった。
ロシアがウクライナ東部との国境付近に部隊を集結されていることが不安感を高めて
おり、ウクライナをめぐる紛争は、特に欧州一の規模を誇るドイツの経済に悪影響を及ぼ
している。ドイツの6月の鉱工業受注指数は、地政学リスクからユーロ圏の企業が発注を
控えたことが影響し、2011年9月以来の大幅な低下となった。ドイツのクセトラDA
X指数 .GDAXI は0.65%低下した。
イタリアは再びリセッション(景気後退)に陥った。国内総生産(GDP)速報値が
前期比マイナス0.2%と2四半期連続のマイナス成長となり、主要株価指数のFTSE
・MIB指数 .FTMIB は2.70%安となった。
ポルトガルでは銀行株が重しとなり、PSI─20指数 .PSI20 は4.07%安にな
った。経営危機に陥ったポルトガルの大手行バンコ・エスピリト・サント(BES)の救
済で、ポルトガル中央銀行はBESの事業を移管した新会社に資金を注入したが、将来的
な救済資金を回収できるかどうか不透明で、最終的に国内の銀行に損失を負担せざるを得
ないのではないかと懸念されている。ポルトガル銀行大手のミレニアムBCP BCP.LS は
15.1%下落した。
個別銘柄では、第2・四半期の業績が市場予想を下回ったドイツのハノーバー再保険
HNRGn.DE とスイス再保険のスイス・リー SRENH.VX はそれぞれ3.5%と3%の下落と
なった。
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE
終値 6636.16(‐46.32)
前営業日終値 6682.48(+4.96)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX
終値 9130.04(‐59.70)
前営業日終値 9189.74(+35.60)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI
終値 4207.14(‐25.74)
前営業日終値 4232.88(+15.66)
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数 .FTSE が46.32ポイント(
0.69%)安の6636.16と反落して取引を終えた。軟調な欧州の経済指標や、ウ
クライナ情勢への懸念が相場を押し下げた。
6月の英鉱工業生産指数は伸び率が市場予想を下回った。イタリアでは第2・四半期
の国内総生産(GDP)がマイナス成長に陥ったほか、ドイツの6月鉱工業受注指数は大
幅に低下した。
北大西洋条約機構(NATO)が6日、ロシアが約2万人の部隊をウクライナ東部と
の国境付近に集結させているとの声明を発表したことでも市場心理が悪化した。
個別銘柄では医薬品株が顕著に値を下げた。米国で上院議員数人がオバマ大統領に対
し、国外への本拠移転で税を逃れている企業に法人税の減免措置を適用しないよう求めた
ことが売り材料となった。米バイオ医薬品会社アブビー ABBV.N による買収で合意してい
るアイルランドの製薬会社シャイアー SHP.L が売られたほか、米企業の買収対象と目さ
れている医療機器のスミス・アンド・ネフュー(S&N) SN.L や医薬品大手アストラゼ
ネカ AZN.L も下落した。シャイアーとS&N、アストラゼネカは3.6%から4.1%
の値下がりとなった。
<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。ウクライナをめぐる緊張の高まりに加え
、欧州経済の回復力に疑念を抱かせるような統計が相場の重しとなった。
FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は10.94ポイント(0.82%
)安の1323.65と、終値として4月16日以来の安値で取引を終えた。 DJユー
ロSTOXX50種指数 .STOXX50E は21.83ポイント(0.71%)安の3050
.37だった。
ロシアがウクライナ東部との国境付近に部隊を集結されていることが不安感を高めて
おり、ウクライナをめぐる紛争は、特に欧州一の規模を誇るドイツの経済に悪影響を及ぼ
している。ドイツの6月の鉱工業受注指数は、地政学リスクからユーロ圏の企業が発注を
控えたことが影響し、2011年9月以来の大幅な低下となった。ドイツのクセトラDA
X指数 .GDAXI は0.65%低下した。
イタリアは再びリセッション(景気後退)に陥った。国内総生産(GDP)速報値が
前期比マイナス0.2%と2四半期連続のマイナス成長となり、主要株価指数のFTSE
・MIB指数 .FTMIB は2.70%安となった。
ポルトガルでは銀行株が重しとなり、PSI─20指数 .PSI20 は4.07%安にな
った。経営危機に陥ったポルトガルの大手行バンコ・エスピリト・サント(BES)の救
済で、ポルトガル中央銀行はBESの事業を移管した新会社に資金を注入したが、将来的
な救済資金を回収できるかどうか不透明で、最終的に国内の銀行に損失を負担せざるを得
ないのではないかと懸念されている。ポルトガル銀行大手のミレニアムBCP BCP.LS は
15.1%下落した。
個別銘柄では、第2・四半期の業績が市場予想を下回ったドイツのハノーバー再保険
HNRGn.DE とスイス再保険のスイス・リー SRENH.VX はそれぞれ3.5%と3%の下落と
なった。