■「新食品原料」への登録と神戸工場の増築など発表し注目集まる
森永乳業<2264>(東証プライム)は5月18日、一段と出直って始まり、午前9時40分を過ぎては10%高の4865円(450円高)まで上げ、決算発表後の下げ幅を8割強回復している。17日、同社独自のビフィズス菌「ビフィズス菌BB536」が、5月11日付で中国・国家衛生健康委員会の「新食品原料」に登録されたこと、神戸工場の製造棟などの増築(アイスクリームとヨーグルトの製造ラインを増設)などを発表しており、これらが好感されたと見られている。
「ビフィズス菌BB536」に関する発表リリースによると、中国の「新食品原料」は、同国で伝統的な食習慣を持たない食品原料を同国内で販売するために必要な制度で、今回の登録は、3歳未満向けの乳幼児用食品への使用が対象となる。これにより、「ビフィズス菌BB536」は3歳未満を対象とした育児用ミルクやサプリメント等への添加ができるようになり、中国全土ですべての年齢層を対象にした「ビフィズス菌BB536」を含む商品を製造、販売することが可能になったという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)