執筆:Liz Moyer
Investing.com -- 米国の株式市場は、ハイテク株が午後になって上昇し、ダウの上昇を牽引して引けた。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、2日間にわたる上院公聴会での半期に一度の証言を終え、経済状況を伝え、インフレとFRBの政策に関する質問に答えた。
米東部時間午後4時14分、ダウ工業株30種平均は194ドル(0.6%)、S&P500は0.9%、NASDAQ総合は1.6%とそれぞれ上昇した。
パウエル議長が上院公聴会で、景気後退の可能性はあるが、FRBは利上げによってインフレを抑制することに「強くコミットしている」と述べたため、水曜日の株式市場は悪い雰囲気のまま終了した。また、経済力は複数回の利上げに耐えられるほど強いとも発言している。
UBSは、ゴールドマン・サックスとシティグループと共に、来年のある時点で景気後退に陥る確率に言及した。同行は、その確率を69%としている。
住宅メーカーのKBホーム(NYSE:KBH)の株価は、今年の住宅市場は緩やかになるとみているとしながらも、今年の見通しを上方修正し、8%以上の上昇となった。
Funko Inc (NASDAQ:FNKO) の株価は、JPMorganがオーバーウエイトに評価を引き上げたため、12%以上の上昇となった。アナリストは、現在の市場において玩具業界は安全な投資先であるとした。
Darden Restaurants Inc(NYSE:DRI)の株価は、売上高26億ドル、1株あたり利益2.24ドルを計上し、予想を上回る決算発表を行った後に0.4%上昇した。
ウォーレン・バフェット氏のバークシャー・ハサウェイ(NYSE:BRKa)が5億ドル以上の株式を購入し、持ち株比率を16.3%に高めたことを明らかにしたオキシダル・ペトロリウム社(NYSE:{7954|OXY}}の株価は0.6%上昇した。
原油はこれまでの上昇を保てなかった。原油WTI先物は1.9%下落して1バレル105ドルを下回り、ブレント原油先物は1.6%下落して1バレル110ドルを下回った。金先物は0.6%下落して1826ドルとなった。