(内容を追加しました) [上海 13日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 前場終値 3223.1668 49.7508高 1562.1億元(上海A株) 寄り付き 3186.8083 13.3923高 前営業日終値 3173.4160 15.7123高 2273.6億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 前場終値 24641.41 219.26高 364.2億香港ドル 寄り付き 24535.66 113.51高 前営業日終値 24422.15 107.13高 732.8億香港ドル
前場の中国株式市場は続伸した。上海自由貿易試験区の企業を対象に、国外からの資 金調達規制が緩和されたことを受けて、地合いが改善した。春節休暇を控え商いは薄い。 海外市場に追随する形で香港株式市場も続伸。海外市場は概ね、ウクライナの停戦合 意や、スウェーデン中銀が政策金利をマイナスに引き下げたことを背景に堅調となった。
上海総合指数 .SSEC は49.7508ポイント(1.57%)高の3223.16 68。大型株中心で深セン上場銘柄を含む滬深300指数 .CSI300 は51.112ポイ ント(1.48%)高の3493.986。 ハンセン指数 .HSI は219.26ポイント(0.90%)高の2万4641.41 。ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE は92.07ポイント(0.78%)高 の1万1875.68。
中国人民銀行(中央銀行)は12日、上海の自由貿易試験区(FTZ)内に立地する 企業と金融機関について、政府の事前の承認なしに国外から資金を調達することを容認す る、と明らかにした。さらに国外からの資金調達に関する資本金規制も緩和するとした。 上海の金融機関が軒並み上昇、AJコープ 600643.SS はストップ高をつけている。 一方、中国証券報は、中国最大の穀物商社である中糧集団(COFCO)と、中国の 国家開発投資公司(SDIC)による改革案について、規制当局からの認可が下りたと報 じた。国有企業の再編加速に対する期待感も、この日の株高につながっているもようだ。
本土株の取引は減少しつつあり、滬深300指数の週間の取引高は12月のピーク時 の3分の1程度。景気懸念や休場を控え、投資家が慎重になっていることがうかがえる。 業界の調査によると、中国の不動産市場は底入れし、1月には上向きの動きが始まっ たという。調査結果を受けて、きょうは不動産株 .CSI300REI が広範囲に買われている。