日経平均は3日続伸。
14日の米株式市場でダウ平均は142と5日続落。
銀行大手の決算が低調で失望感が広がったほか、6月生産者物価指数(PPI)が予想を上回ったことで7月の1.00ptの利上げ確率が上昇し、警戒感から売りが先行。
JPモルガン・チェースのダイモン最高経営責任者(CEO)が複数の深刻な問題があると警告したことも売り材料となった。
一方、米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が市場の1.00ptの利上げ観測は時期尚早との見解を示したことで警戒感が後退し、取引後半はハイテク中心に買戻しが広がった。
ナスダック総合指数は+0.03%と小幅ながら4日ぶりの反発。
底堅い米株市場の動きが好感されたほか、好決算を受けて大幅高となったファーストリテ (TYO:9983)の上昇にけん引される形で日経平均は92.69円高からスタート。
一方、大幅利上げへの警戒感も残るなか、買いは続かず失速すると前場中ごろにはマイナス圏で推移する時間帯もあった。
その後、午前11時頃に発表された中国の6月小売売上高が前年比+3.1%と予想(同+0.2%)を大きく上回ったことで、前引けにかけては再び上昇に転じたが、午後はもみ合いにとどまった。
大引けの日経平均は前日比145.08円高の26788.47円となった。
東証プライム市場の売買高は10億7831万株、売買代金は2兆5444億円だった。
セクターではその他製品、電気・ガス、輸送用機器が上昇率上位となった一方、鉱業、銀行、保険が下落率上位となった。
東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の37%、対して値下がり銘柄は58%
となった。
個別では、SHIFT (TYO:3697)やラクス (TYO:3923)などグロース(成長)株の一角が大きく上昇。
任天堂 (TYO:7974)、武田薬 (TYO:4502)など景気に左右されにくい銘柄が堅調。
業績予想を上方修正し、増配も発表したファーストリテは急伸し年初来高値を更新。
コロナ飲み薬で「BA.5」への効果が確認された塩野義製薬 (TYO:4507)が買われ、岸田首相による原発再稼働の表明を受けて関西電力 (TYO:9503)なども買い優勢。
Sansan (TYO:4443)はサプライズに乏しい見通しながらもガイダンスリスクを通過した安心感から急騰。
日本電産 (TYO:6594)
は、4月にCEOに復帰した永守会長の後継者への経営引き継ぎを巡る報道が手掛かりとなり、買われた。
シスメックス (TYO:6869)は目標株価引き上げを受けて大幅に上昇。
第1四半期増益決算を受けてPRTIMES (TYO:3922)も急伸した。
一方、東エレク (TYO:8035)やスクリン (TYO:7735)など半導体関連株が朝高後に失速し大きく下落。
台湾積体電路製造(TSMC)は好決算を発表したが、設備投資計画を実質的に下方修正しており、これがネガティブに捉えられたようだ。
米金融大手の決算や長短金利差の逆転の悪化を受けて三菱UFJ (TYO:8306)、第一生命HD (TYO:8750)なども大幅安。
INPEX (TYO:1605)、三菱重工 (TYO:7011)など市況関連株も軟調。
第1四半期が堅調な決算だったIDOM (TYO:7599)は同業の好決算を背景に期待が高まっていたとみられ、通期計画の据え置きで出尽くし感が先行し大きく下落。
業績予想を下方修正したセラク (TYO:6199)も急落し、揃って東証プライム市場の値下がり率上位に並んだ。
ほか、佐鳥電機 (TYO:7420)、フィル・カンパニー (TYO:3267)が決算を受けて大きく売られた。
また、JMDC (TYO:4483)やスノーピーク (TYO:7816)
などグロース株の一角も大きく下落した。
14日の米株式市場でダウ平均は142と5日続落。
銀行大手の決算が低調で失望感が広がったほか、6月生産者物価指数(PPI)が予想を上回ったことで7月の1.00ptの利上げ確率が上昇し、警戒感から売りが先行。
JPモルガン・チェースのダイモン最高経営責任者(CEO)が複数の深刻な問題があると警告したことも売り材料となった。
一方、米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が市場の1.00ptの利上げ観測は時期尚早との見解を示したことで警戒感が後退し、取引後半はハイテク中心に買戻しが広がった。
ナスダック総合指数は+0.03%と小幅ながら4日ぶりの反発。
底堅い米株市場の動きが好感されたほか、好決算を受けて大幅高となったファーストリテ (TYO:9983)の上昇にけん引される形で日経平均は92.69円高からスタート。
一方、大幅利上げへの警戒感も残るなか、買いは続かず失速すると前場中ごろにはマイナス圏で推移する時間帯もあった。
その後、午前11時頃に発表された中国の6月小売売上高が前年比+3.1%と予想(同+0.2%)を大きく上回ったことで、前引けにかけては再び上昇に転じたが、午後はもみ合いにとどまった。
大引けの日経平均は前日比145.08円高の26788.47円となった。
東証プライム市場の売買高は10億7831万株、売買代金は2兆5444億円だった。
セクターではその他製品、電気・ガス、輸送用機器が上昇率上位となった一方、鉱業、銀行、保険が下落率上位となった。
東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の37%、対して値下がり銘柄は58%
となった。
個別では、SHIFT (TYO:3697)やラクス (TYO:3923)などグロース(成長)株の一角が大きく上昇。
任天堂 (TYO:7974)、武田薬 (TYO:4502)など景気に左右されにくい銘柄が堅調。
業績予想を上方修正し、増配も発表したファーストリテは急伸し年初来高値を更新。
コロナ飲み薬で「BA.5」への効果が確認された塩野義製薬 (TYO:4507)が買われ、岸田首相による原発再稼働の表明を受けて関西電力 (TYO:9503)なども買い優勢。
Sansan (TYO:4443)はサプライズに乏しい見通しながらもガイダンスリスクを通過した安心感から急騰。
日本電産 (TYO:6594)
は、4月にCEOに復帰した永守会長の後継者への経営引き継ぎを巡る報道が手掛かりとなり、買われた。
シスメックス (TYO:6869)は目標株価引き上げを受けて大幅に上昇。
第1四半期増益決算を受けてPRTIMES (TYO:3922)も急伸した。
一方、東エレク (TYO:8035)やスクリン (TYO:7735)など半導体関連株が朝高後に失速し大きく下落。
台湾積体電路製造(TSMC)は好決算を発表したが、設備投資計画を実質的に下方修正しており、これがネガティブに捉えられたようだ。
米金融大手の決算や長短金利差の逆転の悪化を受けて三菱UFJ (TYO:8306)、第一生命HD (TYO:8750)なども大幅安。
INPEX (TYO:1605)、三菱重工 (TYO:7011)など市況関連株も軟調。
第1四半期が堅調な決算だったIDOM (TYO:7599)は同業の好決算を背景に期待が高まっていたとみられ、通期計画の据え置きで出尽くし感が先行し大きく下落。
業績予想を下方修正したセラク (TYO:6199)も急落し、揃って東証プライム市場の値下がり率上位に並んだ。
ほか、佐鳥電機 (TYO:7420)、フィル・カンパニー (TYO:3267)が決算を受けて大きく売られた。
また、JMDC (TYO:4483)やスノーピーク (TYO:7816)
などグロース株の一角も大きく下落した。