[10日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6702.84(‐173.63) 前営業日終値 6876.47(‐ 35.33)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 11500.38(‐81.73) 前営業日終値 11582.11(+31.14)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4881.95(‐55.25) 前営業日終値 4937.20(‐27.15)
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数 .FTSE が続落し、173.63 ポイント(2.52%)安の6702.84で取引を終えた。今年最大の下げを記録した 。最高経営責任者(CEO)の退任が嫌気された保険大手プルーデンシャル PRU.L のほ か、原油安でエネルギー関連株が売られ全体水準を押し下げた。 プルーデンシャルは3.1%下落した。昨年の通期営業利益は14%増えたが、ティ ージャン・ティアムCEOが、スイスの金融大手クレディ・スイス CSGN.VX のCEOに 就任するとの発表が嫌気された。 エネルギー会社、BGグループ BG.L は7.4%、石油・ガス生産のタロー・オイル TLW.L は7.0%値下がりした。供給過剰と需要低迷への懸念から原油価格が下落した ことが材料視された。 投資家の一部は、英総選挙をめぐる先行き不透明感を指摘し、FTSEが過去最高値 を更新し7000ポイントの大台を超えることは当面ないのではないかとみている。
<欧州株式市場> 続落して取引を終えた。原油と金属価格の下落でコモディティ株 が売られ、全体水準を押し下げた。 FTSEユーロファースト300指数 .FTEU3 は15.24ポイント(0.97%) 安の1551.85で取引を終えた。DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は4 3.03(1.19%)安の3567.25だった。 この日は原油や主要金属の価格が1.0%から2.6%下落した。これを受け、ST OXX欧州600石油・ガス株指数 .SXEP は3.48%低下し、部門別で最も大きなマ イナスとなった。STOXX欧州600鉱業株指数 .SXPP も2.24%低下した。 ポルトガルの石油大手ガルプ・エネルジア GALP.LS は7.9%下落した。原油安が 打撃となり、向こう5年間の支出見込みを約20%引き下げたことが嫌気された。 エネルギー会社、BGグループ BG.L は7.4%、石油・ガス生産のタロー・オイル TLW.L は7.0%下落した。 チリ銅生産大手アントファガスタ ANTO.L と英豪系資源大手BHPビリトン BLT.L 、同業のリオ・ティント RIO.L 、 英アングロ・アメリカン AAL.L は2.8%から5. 5%の下落となった。