[ストックホルム 11日 ロイター] - ドイツテレコムが11日発表した第2・四半期決算は、好調な米携帯部門Tモバイルや欧州事業の成長が寄与し中核利益が予想を上回った。同社は通期見通しを再度引き上げた。
第2・四半期の調整後のリース後利払い・税・償却前利益(EBITDA・AL)は99億ユーロ(101億9000万ドル)に増加。同社が公表したアナリストのコンセンサス予想の98億4000万ユーロを上回った。
売上高は5.9%増の282億ユーロでコンセンサス予想と一致した。
2022年の調整後EBITDA・AL予想は366億ユーロ超から約370億ユーロに上方修正した。
ドイツテレコムは、約1360億ユーロの負債削減に取り組んでいる。先月には、通信塔事業の株式51%を175億ユーロ(175億ドル)でカナダのブルックフィールドと米プライベートエクイティ、デジタルブリッジの連合に売却することで合意した。
グループ収益の5分の3を占めるTモバイルは、スプリントとの合併後、5Gサービスを展開し加入者を増やしている。毎月通信料を支払う契約者は第2・四半期に170万人増え顧客数は1億1000万人となった。
携帯電話契約数はドイツで5460万人、その他の欧州地域で4650万人。