■PSSがストップ高買い気配のまま買えずフェローテックHDへの買い注文が増加
フェローテックホールディングス(フェローテックHD)<6890>(東証スタンダード)は10月25日の後場、一段と強含む場面を見せ、2562円(110円高)まで上げた後も堅調で3日続伸基調となっている。24日午後、プレシジョン・システム・サイエンス(PSS)<7707>(東証グロース)とナノ磁性体を利用した生体物質測定の研究・開発及び製品販売の合弁会社を設立と発表しており、好感買いが優勢になった。PSSは朝から買い気配のままストップ高に貼りついたままで値段がつかず、買えないため、代わりにフェローテックHDを買う動きが増えているようだ。
発表によると、これにより、バイオ関連事業への進出の足掛かりとしていく所存。PSSが有する磁性体反応制御、PCR検査、免疫反応検査等自動化処理システム技術、および当該技術に関連する製品と、フェローテックHDが有する磁性流体・ペルチェ素子等の製造技術、および当該技術に関連する製品を融合し、ナノ磁性体を利用した生体物質測定の研究・開発及び製品販売を行う合弁会社を設立する。出資比率はPSS51%、フェローテックHD49%。設立日は2022年10月31日(予定)。社名は株式会社PF・BioLine(ピーエフ・バイオライン)。所在地は千葉県松戸市。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)