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日経平均は3日続伸。
25日の米株式市場でダウ平均は337.12ドル高と3日続伸。
予想を下回った住宅関連指標を受けて景気後退懸念が強まるなか売りが先行。
一方、10月消費者信頼感指数の悪化を背景に長期金利が大きく低下すると買いが優勢となり上昇に転じた。
ナスダック総合指数は+2.25%と3日続伸。
金利低下と米株高を好感し、日経平均は160.36円高からスタート。
朝方の買い先行後はもみ合いが続いていたが、中国・香港株が大幅高となると、前場中ごろからは日経平均も騰勢をさらに強める動きとなり、前引け直前に27578.05円(327.77円高)とこの日の高値を付けた。
しかし、午後に入って、中国・香港株が大きく失速すると、日経平均も騰勢を弱める展開となり、大引けにかけて上げ幅を縮める動きが続いた。
マイクロソフトなどの決算を受けた時間外での株価下落も響いた。
大引けの日経平均は前日比181.56円高の27431.84円となった。
東証プライム市場の売買高は10億4471万株、売買代金は2兆7071億円だった。
セクターでは医薬品、サービス、その他金融が上昇率上位となった一方、海運、陸運、石油・石炭が下落率上位となった。
東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の66%、対して値下がり銘柄は30%
だった。
個別では、ソフトバンクG (TYO:)、キーエンス (TYO:)、メルカリ (TYO:)、リクルートHD (TYO:)、エムスリー (TYO:)などのハイテク・グロース株が大幅高。
エーザイ (TYO:)、アステラス製薬 (TYO:)、第一三共 (TYO:)の医薬品、ニトリHD (TYO:)、神戸物産 (TYO:)、資生堂 (TYO:)のディフェンシブ、富士通 (TYO:)、NTTデータ (TYO:)なども高い。
好決算が評価されたオービック (TYO:)、業績予想を上方修正したシマノ (TYO:)が大幅高。
リョーサン (TYO:)やNOK (TYO:)、サイボウズ (TYO:)も業績上方修正が好感され急伸。
セプテーニHD (TYO:)との資本提携締結を発表したanfac (TYO:)も急伸した。
セメント事業からの撤退を発表したデンカ (TYO:)は構造改革として評価される形に。
東証プライム市場の値上がり率上位にはマネーフォワード (TYO:)、JMDC (TYO:)、Sansan (TYO:)、ネットプロHD (TYO:)などグロース株が多く入った。
一方、米半導体大手テキサス・インスツルメンツの軟調な決算を受けて、東エレク<
8035>、ルネサス (TYO:)、アドバンテスト (TYO:)、ディスコ (TYO:)の半導体関連が下落し、レーザーテック (TYO:)も売られた。
ダブル・スコープ (TYO:)、SMC (TYO:)のほか、日本電産 (TYO:)、村田製 (TYO:)、ローム (TYO:)、TDK (TYO:)のハイテク関連、丸紅 (TYO:)、INPEX (TYO:)、日本製鉄 (TYO:)、三菱重工 (TYO:)などの市況関連株が下落。
JR東日本 (TYO:)、JR東海 (TYO:)の陸運も軟調。
国内証券によるレーティング格下げを受けて、郵船 (TYO:)、商船三井 (TYO:)、川崎汽船 (TYO:)の海運大手3社は揃って大幅に下落。
7−9月期営業益が市場予想を下回った山パン (TYO:)、好決算も出尽くし感に繋がったKOA (TYO:)などが急落。
キヤノンMJ (TYO:)も業績予想を上方修正したが売られた。
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