[7日 ロイター] - 豪レアアース(希土類)生産大手ライナス・レアアースは7日、双日と石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が共同で設立した日豪レアアース(JARE)から2億豪ドル(1億3398万ドル)の追加出資を受けると発表した。資金は軽希土類や重希土類の増産などに充てる。
また過去の融資に関する1150万ドルの利息を見送る。
日本向けに供給契約を結び、ネオジム・プラセオジム(NdPr)の年間生産量が9600トンを下回った場合、最大7200トンを日本市場へ優先的に供給する。日本側は2038年まで優先権を持つ。
年間生産量が9600トンを超え、日本からの需要が年間7200トンを超えた場合は、契約条件を再検討する。
ライナスのアマンダ・ラカーズ最高経営責任者(CEO)は、新たな契約は日本のレアアース市場の需要予測をより正確に反映していると述べた。