［１８日 ロイター］ - （カッコ内は前営業日比）
ＦＴ１００種総合株価指数（ロンドン） .FTSE 終値 6707.88（＋27.33） 前営業日終値 6680.55（‐29.55）
クセトラＤＡＸ指数（フランクフルト） .DAX 終値 11100.30（＋122.29） 前営業日終値 10978.01（‐66.00）
ＣＡＣ４０種平均指数（パリ） .FCHI 終値 4803.48（＋12.86） 前営業日終値 4790.62（‐49.24）
＜ロンドン株式市場＞ 反発。配当落ち銘柄が売られて一時、約５カ月ぶりの安値ま で下落したが、終盤にかけて持ち直した。鉱業株が買われたほか米国の株高で市場心理が 好転した。 鉱業株指数 .FTNMX1770 は１．７５％上昇した。朝方発表された中国の経済指標が底 堅かったほか、ドルの値下がりに伴って銅や金の価格が上昇したことを好感した。 個別銘柄では、鉱業大手アングロ・アメリカン AAL.L が２．６％、金・銀生産のフ レスニロ FRES.L が２．１％、金鉱大手ランドゴールド・リソーシズ RRS.L が２．７％ 、資源大手ＢＨＰビリトン BLT.L が２．４％それぞれ上昇した。 米国株式市場では、ダウ工業株３０種平均 .DJI とＳ＆Ｐ総合５００種指数 .SPX 、 ナスダック総合指数 .IXIC は一時、約１．１％から１．３％上昇。前日に米連邦準備理 事会（ＦＲＢ）が、利上げは市場が予想するより緩やかなペースになると示唆したことが 好感された。 格安小売りのポンドランド PLND.L は３．５％安。第１・四半期の業績が落ち込んだ ほか、上半期についても軟調な見通しを示したことが嫌気された。 小型電子機器・同部品販売のプレミア・ファーネル PFL.L は５．５％下落した。上 半期の調整後営業利益が前年からやや落ち込むとしたことが売り材料となった。
＜欧州株式市場＞ 反発。ギリシャ株の下落が引き続き重しとなる中、銅価格の上昇 や堅調な中国の指標を背景に鉱業株が買われ、相場全体を下支えした。 ＦＴＳＥユーロファースト３００指数 .FTEU3 は、２．６１ポイント（０．１７％） 高の１５２４．５４だった。ＤＪユーロＳＴＯＸＸ５０種指数 .STOXX50E は２１．６９ ポイント（０．６３％）高の３４５０．４５だった。 ギリシャの主要株価指数 .ATG は０．３７％上昇して取引を終えたものの、一時は２ ０１２年末以来の安値をつける局面もあった。難航するギリシャ債務交渉が重しとなって いる。ギリシャは月末までに１６億ユーロ（１８億ドル）を国際通貨基金（ＩＭＦ）に返 済する必要があり、資金を調達できなければ債務不履行（デフォルト）に陥って、ユーロ 圏離脱の危機にさらされる。 米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が前日、利上げは予想よりゆっくりとしたペースで進め るとしたことも相場を押し上げた。米国債利回りが低下し、相対的に投資対象としての株 式の魅力が増した。国債利回りの低下は企業の借入れコストが抑制にもつながる。