(内容を追加しました) [上海 22日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 前場終値 4000.7885 16.8863安 3764.3億元(上海A株) 寄り付き 3996.4268 21.2480安 前営業日終値 4017.6748 25.5652高 6457.5億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 前場終値 25251.10 285.33安 457.7億香港ドル 寄り付き 25401.79 134.64安 前営業日終値 25536.43 131.62高 808.4億香港ドル
22日の中国株式市場は小反落して前場を終えた。上海総合指数は7月9日につけた 7年ぶり安値から20%近く戻し、目先の上値抵抗線で政府の目標とされる4500の水 準に近づきつつあることから、市場では警戒感が強まっている。 上海総合指数 .SSEC 前場終値は16.8863ポイント(0.42%)安の400 0.7885。上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI 300指数 .CSI300 は27.358ポイント(0.66%)安の4138.648。
市場が安定化するなか、投資家の焦点は経済状況や企業決算に戻りつつある。 中国工業情報省は22日、国内工業セクターは依然多大な下振れ圧力に直面しており 、経済安定には「かなりの努力」が必要との認識を示した。 前場は大方のセクターが下落。不動産株指数 .CSI300REI 、インフラ株指数<.CSI300 II>の下げが目立った。 一方、テクノロジー株 .CSI300IT や通信株 .CSI300TS はおおむね上昇した。 主要株価指数は下落したものの、1235銘柄が上昇し、下落した1047銘柄を上 回った。 通信機器大手、中興通訊(ZTE) 000063.SZ は深セン市場で1.6%高。上期の 純利益が暫定で43%増加したことが好感された。次世代の第4世代(4G)通信インフ ラへの投資拡大や海外事業の利益率改善が寄与した。 上海飛楽音響(シャンハイ・フェイロ・アコースティックス) 600651.SS も上海市 場で1.4%上昇。同社は独オスラム OSRn.DE のランプ事業に対して買収案を提示した と発表した。
このところ中国株の動きに追随してきた香港株式市場も反落して前場を終了。 ハンセン指数 .HSI 前場終値は285.33ポイント(1.12%)安の2万525 1.10。ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE は220.70ポイント(1. 86%)安の1万1650.84。 香港でも幅広い銘柄に売りが出た。通信株 .HSIIT とIT(情報技術)株 .HSCIIT が下げを主導した。