[24日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6579.81(‐75.20) 前営業日終値 6655.01(‐12.33)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 11347.45(‐164.66) 前営業日終値 11512.11(‐8.56)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 5057.36(‐29.38) 前営業日終値 5086.74(+4.17)
<ロンドン株式市場> 続落。金属と原油の価格下落でコモディティ株が売られた。 中国の成長鈍化懸念を背景にした商品市場の混乱は、自然資源やエネルギー銘柄が多 いFT100種の重しとなっている。 南アフリカのプラチナ生産会社ロンミン LMI.L は17.4%急落し、過去最安値を つけた。商品価格の下落に対応するために複数の坑道を閉鎖もしくは掘削休止にする予定 だとしている。 スイスの商品取引・資源大手のグレンコア GLEN.L は4.5%、チリ銅生産大手アン トファガスタ ANTO.L は6.3%それぞれ値下がりした。鉱業大手アングロ・アメリカン AAL.L は、中間配当を維持したにもかかわらず株価が3.5%下落した。 一方、英携帯電話サービスのボーダフォン VOD.L は2.8%上昇した。売上げの伸 びが加速したとの決算発表が好感された。 住宅建設銘柄も買われた。6月の英住宅ローンの承認件数が昨年3月以来の高水準と なったことが材料視された。証券会社による前向きな投資判断が好感された不動産開発大 手ランド・セキュリティーズ・グループ LAND.L とブリティッシュ・ランド BLND.L の値 上がりが目立った。
<欧州株式市場> 続落して取引を終えた。決算が軟調だった人工衛星オペレーター のSES SESFd.PA などが売られて全体水準を押し下げた。金属や原油価格の下落を嫌気 してコモディティ株も下げた。 FTSEユーロファースト300指数 .FTEU3 は14.62ポイント(0.93%) 安の1564.03で取引を終えた。週間では約2.8%安と、3週ぶりのマイナスとな った。 DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は34.64ポイント(0.95%) 安の3600.00だった。 SESは6.6%下落し、FTSEユーロファースト300の中で最も大幅に落ち込 んだ。人工衛星の打ち上げに遅れたが出たことや、ドル高で固定データ顧客からの収入減 少により通期の収益と利益見通しを引き下げた。 発電機レンタルのアグレコ AGGK.L は、利益見通しを引き下げたことが嫌気され株価 が12.2%下落した。 この日は中国の需要鈍化を懸念して銅価格 CMCU3 が約6年ぶりの安値をつけた。朝 方発表された7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が低下したことから、原油 価格は約4カ月ぶりの安値となった。 これが売り材料となり、STOXX欧州600鉱業株指数 .SXPP は3.04%、S TOXX欧州600石油・ガス株指数 .SXEP は1.27%それぞれ低下した。