[27日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6505.13(‐74.68) 前営業日終値 6579.81(‐75.20)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 11056.40(‐291.05) 前営業日終値 11347.45(‐164.66)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4927.60(‐129.76) 前営業日終値 5057.36(‐29.38)
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数 .FTSE が5営業日続落し、74 .68ポイント(1.13%)安の6505.13で取引を終えた。5営業日続落は今年 に入り最も長い。出版大手ピアソン PSON.L が値下がりしたほか、コモディティ株にも売 りが集中し、全体水準を押し下げた。 ピアソンは25日に、英経済誌エコノミストの保有株50%を売却するための協議に 入ったと発表。株価は4.8%下落し、FT100種の中で最も大きな下落率となった。 複数の証券会社が目標株価を引き下げたことが嫌気された。 世界最大の金属とエネルギーの消費国である中国の成長が鈍化しているとの懸念から 、鉱業株が値下がりしている。 この日は、上海の株式相場が8%超の値下がりとなったことで、原油価格が約4カ月 ぶりの安値をつけた。これが売り材料となり、石油大手のBP BP.L やロイヤル・ダッチ ・シェル RDSa.L などが下落した。
<欧州株式市場> 5営業日続落で取引を終えた。中国経済の鈍化を懸念して市場心 理が悪化した。 FTSEユーロファースト300指数 .FTEU3 は34.26ポイント(2.19%) 安の1529.77と約2週間ぶりの安値で取引を終えた。DJユーロSTOXX50種 指数 .STOXX50E は86.90ポイント(2.41%)安の3513.10だった。 先週発表された7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が1年3カ月ぶりの 低水準となったことを受けて、27日の中国株は8%超の下落となった。前例のない規模 で講じられた中国当局の株価への介入は続かないのではないかとの観測が浮上している。 中国の成長鈍化懸念から米国株が弱含み、欧州も終盤にかけて売りに拍車がかかった。 中国との取引が多い部門が著しく打撃を受けた。中国は世界最大の金属消費国であり 、自動車や高級品、石油や産業用商品の大きな市場でもある。STOXX欧州600自動 車・部品株 .SAXP は2.82%低下した。フランスの自動車部品メーカー、ヴァレオ