Aditi Shah Tanvi Mehta
[ニューデリー 12日 ロイター] - インドのガドカリ道路交通相は12日、ディーゼル車に対する10%の追加課税を提案する考えを示した。自動車メーカーにディーゼル車からの脱却と温室効果ガスの排出削減を迫るため、さらに税率を引き上げる可能性にも言及した。
国内と外資系の自動車メーカーの幹部らが出席したインド自動車工業会(SIAM)の年次会合で語った。
インドでは現在、ディーゼル車に28%の物品サービス税を課しており、さらに車のエンジン容量に応じた追加税(Cess)もある。ガドカリ氏は、環境汚染問題への対応として10%の追加課税を同日中に財務相に求めると述べた。
「われわれはガソリンとディーゼルから近いうちに脱却し、汚染ゼロの新しい道を歩まなければならない。(企業は)一刻も早く脱却を進めるべきだ」と強調した。
この発言は会合に出席した自動車メーカー幹部の間で議論を呼び、「爆弾」発言との声も聞かれた。
同相はその後、X(旧ツイッター)への投稿で、増税案は「政府にが現在積極的に検討しているものではない」と記した。