[日本インタビュ新聞社] - ■リビアの洪水災害も追い打ち、ENEOSホールディングスは4%高
9月15日午前の東京株式市場では、NY原油の90ドル乗せを受けて石油関連株が軒並み一段高となり、高値を更新する銘柄が続出している。ENEOSホールディングス<5020>(東証プライム)は4%高に迫る635.9円(23.7円高)まで上げて2018年12月以来の高値に進み、出光興産<5019>(東証プライム)は3%高に迫る3704.0円(98.0円高)まで上げて3日連続で年初来の高値を更新。INPEX<1605>(東証プライム)は2%高の2312.0円(44.5円高)まで上げて2日ぶりに高値を更新し、2008年以来の水準に進んでいる。石油資源開発<1662>(東証プライム)も2%高となって2日ぶりに高値を更新し2008年以来の高値。ガソリンなどの製品価格や在庫評価益などに追い風の期待が再燃している。
NY原油は米国14日、指標先物が1.9%高の90.16ドル(1.64ドル高)と90ドルの大台に乗り、年初来の高値を更新して約10か月ぶりの高値に進んだと伝えられた。サウジアラビアの減産継続などに加え、リビアで発生した大規模な水害のため、アフリカ産原油の出荷に影響が出ているとされた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)