*09:47JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は3日ぶりに反落、中東地域で地政学リスクの高まり
【ブラジル】ボベスパ指数 115156.07 +0.86%
9日のブラジル株式市場は続伸。
主要株価指数のボベスパ指数は前日比986.44ポイント高(+0.86%)の115156.07で引けた。
日中の取引レンジは113448.18-115218.65となった。
軟調な展開が続いた後は後半プラス圏を回復した。
米国の年内の追加利上げ懸念が後退していることが外資の流出懸念を緩和させた。
また、通貨レアル高の進行もブラジル株の支援材料。
ほかに、原油価格の大幅上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。
一方、中東地域での地政学リスクの高まりが指数の上値を抑えた。
【ロシア】MOEX指数 3174.02 +0.93%
9日のロシア株式市場は続伸。
主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比29.13ポイント高(+0.93%)の3174.02ポイントで引けた。
日中の取引レンジは3164.63-3185.86となった。
高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。
原油価格の大幅上昇が好感され、資源銘柄を中心に買いが広がった。
また、米ソフトランディングへの期待なども引き続き支援材料。
一方、中東地域での地政学リスクの高まりが指数の上値を抑えた。
【インド】SENSEX指数 65512.39 -0.73%
9日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。
前日比483.24ポイント安(-0.73%)の65512.39、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同141.15ポイント安(-0.72%)の19512.35で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。
中東地域で地政学リスクの高まりを受け、インド市場にもリスク回避の売りが広がった。
パレスチナ自治区ガザ地区から7日、イスラエルに向け大量のロケット弾が撃ち込まれ、イスラエル側も報復措置でガザ地区を空爆している。
また、外国人投資家(FII)の売り継続も足かせに。
FIIはこの日まで14日連続の売り越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 3096.92 -0.44%
連休明け9日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比13.55ポイント安(-0.44%)の3096.92ポイントと3日ぶりに反落した。
インフレ懸念の高まりが重しとなる流れ。
イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するハマスが戦闘状態となる中、WTI原油先物は9日朝方、一時、約5%上昇した。
連休中の消費伸び悩みもマイナス。
中秋節・国慶節の8連休(9月29日-10月6日)では、観光収入や映画興行収入の伸びが予想に届かなかった。
また、中国の景況感指数が官民で強弱感の分かれる内容だったことなども不安視されている。
もっとも、下値を叩くような売りはみられない。
中国の景気懸念がくすぶっていることなどを背景に、「当局は景気対策を強める」との期待も広がっている。
9日のブラジル株式市場は続伸。
主要株価指数のボベスパ指数は前日比986.44ポイント高(+0.86%)の115156.07で引けた。
日中の取引レンジは113448.18-115218.65となった。
軟調な展開が続いた後は後半プラス圏を回復した。
米国の年内の追加利上げ懸念が後退していることが外資の流出懸念を緩和させた。
また、通貨レアル高の進行もブラジル株の支援材料。
ほかに、原油価格の大幅上昇が資源セクターの物色手掛かりとなった。
一方、中東地域での地政学リスクの高まりが指数の上値を抑えた。
【ロシア】MOEX指数 3174.02 +0.93%
9日のロシア株式市場は続伸。
主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比29.13ポイント高(+0.93%)の3174.02ポイントで引けた。
日中の取引レンジは3164.63-3185.86となった。
高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。
原油価格の大幅上昇が好感され、資源銘柄を中心に買いが広がった。
また、米ソフトランディングへの期待なども引き続き支援材料。
一方、中東地域での地政学リスクの高まりが指数の上値を抑えた。
【インド】SENSEX指数 65512.39 -0.73%
9日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。
前日比483.24ポイント安(-0.73%)の65512.39、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同141.15ポイント安(-0.72%)の19512.35で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。
中東地域で地政学リスクの高まりを受け、インド市場にもリスク回避の売りが広がった。
パレスチナ自治区ガザ地区から7日、イスラエルに向け大量のロケット弾が撃ち込まれ、イスラエル側も報復措置でガザ地区を空爆している。
また、外国人投資家(FII)の売り継続も足かせに。
FIIはこの日まで14日連続の売り越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 3096.92 -0.44%
連休明け9日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比13.55ポイント安(-0.44%)の3096.92ポイントと3日ぶりに反落した。
インフレ懸念の高まりが重しとなる流れ。
イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するハマスが戦闘状態となる中、WTI原油先物は9日朝方、一時、約5%上昇した。
連休中の消費伸び悩みもマイナス。
中秋節・国慶節の8連休(9月29日-10月6日)では、観光収入や映画興行収入の伸びが予想に届かなかった。
また、中国の景況感指数が官民で強弱感の分かれる内容だったことなども不安視されている。
もっとも、下値を叩くような売りはみられない。
中国の景気懸念がくすぶっていることなどを背景に、「当局は景気対策を強める」との期待も広がっている。