*09:30JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小反発、米長期金利の低下が好感
【ブラジル】ボベスパ指数 130197.10 -0.49%
15日のブラジル株式市場は小反落。
主要株価指数のボベスパ指数は前日比644.99ポイント安(-0.49%)の130197.10で引けた。
日中の取引レンジは129883.62-131661.25となった。
買いが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。
ボベスパ指数は過去最高値水準で推移しており、過熱感から利益確定売りがやや優勢となった。
一方、指数の下値は限定的。
早期の米利下げ観測が指数を下支えした。
また、原油価格の上昇も資源セクターの支援材料となった。
【ロシア】MOEX指数 3033.89 +0.83%
15日のロシア株式市場は小反発。
主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比25.05ポイント高(+0.83%)の3033.89ポイントで引けた。
日中の取引レンジは2959.29-3037.29となった。
売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。
米長期金利の低下が好感され、買いは広がった。
また、ロシア経済のプラス成長観測や原油価格の上昇も支援材料となった。
一方、指数の上値は重い。
利上げの実施が指数の足かせとなった。
ロシア中央銀行は15日、政策金利を市場予想通り年15.0%から年16.0%に引き上げると決定した。
【インド】SENSEX指数 71483.75 +1.37%
15日のインドSENSEX指数は3日続伸。
前日比969.55ポイント高(+1.37%)の71483.75、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同273.95ポイント高(+1.29%)の21456.65で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を拡大させた。
海外株高を受け、インド株も買いが先行。
また、早期の米利下げ期待の高まりも外資の流出懸念を後退させた。
ほかに、外国人投資家(FII)の買い継続が指数をサポート。
FIIはこの日まで6日連続の買い越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 2942.56 -0.56%
15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比16.43ポイント安(-0.56%)の2942.56ポイントと3日続落した。
年初来安値を付けた10月23日以来、約2カ月ぶりの水準に落ち込んでいる。
中国経済の先行き不透明感がくすぶる流れ。
中国指導部は2024年の財政赤字目標を対国内総生産(GDP)で3%とすることを決定したもよう――と伝わったが、比率は改定後の23年目標値(3.8%)を下回っているため、24年の大規模な財政出動は望めないと悲観された。
取引時間中に公表された11月の中国経済統計は、不動産関連など一部を除き概ね良好だったものの、アナリストの一部からは、「新型コロナウイルス禍の混乱を受けたベース効果の影響も大きく、中国景気の持ち直しを確認するには至らない」と指摘されている。
中国の不動産支援策や金融当局の大規模な資金供給などを手がかりに、指数は小高く推移していたが、後場途中からマイナスに転じた。
15日のブラジル株式市場は小反落。
主要株価指数のボベスパ指数は前日比644.99ポイント安(-0.49%)の130197.10で引けた。
日中の取引レンジは129883.62-131661.25となった。
買いが先行した後は下げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。
ボベスパ指数は過去最高値水準で推移しており、過熱感から利益確定売りがやや優勢となった。
一方、指数の下値は限定的。
早期の米利下げ観測が指数を下支えした。
また、原油価格の上昇も資源セクターの支援材料となった。
【ロシア】MOEX指数 3033.89 +0.83%
15日のロシア株式市場は小反発。
主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比25.05ポイント高(+0.83%)の3033.89ポイントで引けた。
日中の取引レンジは2959.29-3037.29となった。
売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。
米長期金利の低下が好感され、買いは広がった。
また、ロシア経済のプラス成長観測や原油価格の上昇も支援材料となった。
一方、指数の上値は重い。
利上げの実施が指数の足かせとなった。
ロシア中央銀行は15日、政策金利を市場予想通り年15.0%から年16.0%に引き上げると決定した。
【インド】SENSEX指数 71483.75 +1.37%
15日のインドSENSEX指数は3日続伸。
前日比969.55ポイント高(+1.37%)の71483.75、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同273.95ポイント高(+1.29%)の21456.65で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を拡大させた。
海外株高を受け、インド株も買いが先行。
また、早期の米利下げ期待の高まりも外資の流出懸念を後退させた。
ほかに、外国人投資家(FII)の買い継続が指数をサポート。
FIIはこの日まで6日連続の買い越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 2942.56 -0.56%
15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比16.43ポイント安(-0.56%)の2942.56ポイントと3日続落した。
年初来安値を付けた10月23日以来、約2カ月ぶりの水準に落ち込んでいる。
中国経済の先行き不透明感がくすぶる流れ。
中国指導部は2024年の財政赤字目標を対国内総生産(GDP)で3%とすることを決定したもよう――と伝わったが、比率は改定後の23年目標値(3.8%)を下回っているため、24年の大規模な財政出動は望めないと悲観された。
取引時間中に公表された11月の中国経済統計は、不動産関連など一部を除き概ね良好だったものの、アナリストの一部からは、「新型コロナウイルス禍の混乱を受けたベース効果の影響も大きく、中国景気の持ち直しを確認するには至らない」と指摘されている。
中国の不動産支援策や金融当局の大規模な資金供給などを手がかりに、指数は小高く推移していたが、後場途中からマイナスに転じた。