[15日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6137.60(+53.01) 前営業日終値 6084.59(‐33.17)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 10188.13(+56.39) 前営業日終値 10131.74(+8.18)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4569.37(+51.22) 前営業日終値 4518.15(‐30.57)
<ロンドン株式市場> 薄商いの中で反発し、FT100種総合株価指数 .FTSE が 53.01ポイント(0.87%)高の6137.60で取引を終えた。米国で株式相場 が序盤から値上がりしたことを好感し、FT100種も日中の安値から持ち直した。 8月の米小売売上高が好調だったことで、米国の株価が上昇。これが買い材料となり 、一時は約4.2%安まで落ち込んだ鉱業株指数 .FTNMX1770 は0.7%上昇して取引を 終えた。銅価格 CMCU3 が約1週間ぶりの安値から持ち直したことも押し上げ要因となっ た。 スイスの商品取引・資源大手グレンコア GLEN.L は、石炭価格が2008─09年の 金融危機以来の安値を下回ったことで、一時は8%近く値下がりしたが、最終的には0. 1%高で取引を終えた。 この日は出来高が90日間平均の95%にとどまった。市場が今最も注目している連 邦公開市場委員会(FOMC)を16、17両日に控え、トレーダーたちはそれまで薄商 いが続くとみている。FOMCは06年以来となる利上げに踏み切るかどうかを決める。 その他の個別銘柄では、半導体設計ARMホールディングス ARM.L が3.4%上昇 した。取引状況が想定の展開だとコメントしたことが買い材料となった。 一方で、欧州のホームセンター最大手キングフィッシャー KGF.L は2.5%下落し た。上期の修正後税引き前利益が減ったことが嫌気された。
<欧州株式市場> 反発して取引を終えた。米国株式相場が序盤から上昇し、欧州市 場も連れ高となった。 FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は11.78ポイント(0.85% )高の1405.49で取引を終えた。DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は 31.98ポイント(1.01%)高の3207.60だった。 米連邦準備理事会(FRB)は17日に2006年以来となる利上げに踏み切るかど うかを判断する。これを前に投資家は慎重な姿勢を保っており、この日は薄商いだった。 8月の米小売売上高は市場予想とほぼ一致し、米経済が底堅いことを示し、市場はF RBが17日に利上げするとの見方を以前より強めた。 自動車株指数 .SXAP は1.43%上昇した。欧州自動車工業会(ACEA)が発表 した8月の欧州新車登録台数が前月比11.5%増加となったことが好感された。 部門別で最も値下がりしていたSTOXX欧州600鉱業株指数 .SXPP は0.58 %高まで持ち直した。 一方、ドイツのエネルギー大手RWE RWEG.DE とエーオン EONGn.DE は3.3%と 6.2%それぞれ下落した。ドイツで原子力発電所を運営する4社について放射性廃棄物 の処分に関して最大300億ユーロ(340億ドル)の引き当て不足があるとの独誌シュ ピーゲル(電子版)の報道が嫌気された。