Sinéad Carew
[ニューヨーク 21日 ロイター] - 米国株式市場は、主要3指数が終値ベースで過去最高値を更新した。前日に米連邦準備理事会(FRB)が利下げ見通しを確認したことに加え、半導体メモリーのマイクロン・テクノロジーにつられ半導体関連株に買い入ったことが追い風になった。
マイクロンは14%超上昇した。前日発表の四半期決算と見通しが市場予想を大きく上回り、買いが優勢だった。
ブロードコムは投資判断引き上げが好感されて5.6%高。エヌビディアも1%超上昇。フィラデルフィア半導体指数は2.3%上昇した。
前日の連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて、年内0.25%の利下げが3回があるとの見方が強まり、ダウ工業株30種平均は連日で過去最高値を更新した。
ジョン・ハンコック・インベストメント・マネジメントのチーフインベストメントストラテジスト、マシュー・ミスキン氏は「決算で半導体は市場を牽引しているが、20日のFRBのハト派的な発言で全般的にリスクオン姿勢が強まっている」と述べた。
ゴールドマン・サックスは4.4%上昇し、ダウや銀行株の上げを主導した。S&P500の銀行セクターは1.7%高だった。
一方、アップルは4.1%安。米司法省などがこの日、スマートフォン市場で反トラスト法(独占禁止法)に違反した疑いがあるとして提訴したことが嫌気された。
この日ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場したオンライン掲示板レディットは、終値が50.44ドルだった。初値は47ドルと、新規株式公開(IPO)価格を38%上回っていた。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.34対1の比率で上回った。ナスダックでは1.27対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は114億3000万株。直近20営業日の平均は123億9000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 39781. +269. +0.6 3966 3988 3958
37 24 8 1.03 9.05 9.23
前営業日終値 39512.
13
ナスダック総合 16401. +32.4 +0.2 1651 1653 1639
84 3 0 7.24 8.86 3.90
前営業日終値 16369.
41
S&P総合500種 5241.5 +16.9 +0.3 5253 5261 5240
3 1 2 .43 .10 .66
前営業日終値 5224.6
2
ダウ輸送株20種 16001. +181. +1.1
42 11 4
ダウ公共株15種 858.91 +0.19 +0.0
2
フィラデルフィア半導体 4897.8 +109. +2.2
8 69 9
VIX指数 12.92 -0.12 -0.9
2
S&P一般消費財 1484.4 +6.84 +0.4
3 6
S&P素材 579.25 +2.31 +0.4
0
S&P工業 1063.9 +10.5 +1.0
4 4 0
S&P主要消費財 811.31 +0.32 +0.0
4
S&P金融 697.98 +5.88 +0.8
5
S&P不動産 245.79 +1.06 +0.4
3
S&Pエネルギー 707.12 +3.80 +0.5
4
S&Pヘルスケア 1699.2 +1.95 +0.1
5 1
S&P通信サービス 284.03 -0.49 -0.1
7
S&P情報技術 3852.5 +5.25 +0.1
1 4
S&P公益事業 323.87 -0.68 -0.2
1
NYSE出来高 10.81億
株
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 40845 + 大阪比
265
シカゴ日経先物6月限 円建て 40800 + 大阪比
220