(香港のリポートを追加しました) [上海 3日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 大引け 3584.8237 47.9186高 3380.4億元(上海A株) 高値 3591.7300 安値 3517.2303 前場終値 3557.7086 20.8035高 1871.7億元(上海A株) 寄り付き 3525.7274 11.1777安 前営業日終値 3536.9051 80.5966高 3682.7億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 大引け 22417.01 62.68安 664.9億香港ドル 高値 22485.25 安値 22327.04 前場終値 22418.80 60.89安 362.3億香港ドル 寄り付き 22327.04 152.65安 前営業日終値 22479.69 98.34高 791.9億香港ドル
3日の中国株式市場は続伸して引けた。4営業日連続で上昇し、先週27日の5%下 落分をほぼ取り戻した。銀行と不動産の大型株が相場をけん引。証券会社に対する規制当 局の調査で広がっていた警戒感が後退したことも背景。 1日の新規株式公開(IPO)に伴い凍結されていた約2兆元(3127億ドル)の 一部が、株式市場に戻りつつあることも支援材料。 上海総合指数 .SSEC は47.9186ポイント(1.35%)高の3584.82 37。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数 .CSI300 は27.344ポイント(0.73%)高の3749.299。 銀行株 .CSI300BI 、不動産株 .CSI300REI が引き続き好調。財新/マークイットが 発表した中国のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)は低下したが、材料視されて いない。 深セン証券取引所の新興企業向け市場、創業板(チャイネクスト) .CHINEXTC は前 日まで2日続落していたが、IPO凍結資金の返還を背景に3.5%高と反発した。 申萬宏源証券のディレクター、ゲリー・アルフォンソ氏は「投資家は最近のニュース 、特に規制関連のニュースを消化したようだ。政府の刺激策への期待感は引き続き高く、 不動産株は明らかにその恩恵を受けている」と述べた。 不動産開発大手の万科企業 000002.SZ は5%上昇し、8年ぶり高値を更新した。す でに前日までの2日間で20%上昇していた。これを受け、ゴールドマン・サックスは万 科企業を買い推奨リストから除外した。株価見通しは引き続き強気だとしている。
香港株式市場は反落して終了した。国際通貨基金(IMF)の準備資産への人民元組 み入れ決定を好感した上げ相場が一服し、欧米の金融政策の方向性の違いがもたらす影響 を見極めようと、様子見ムードが広がった。 ハンセン指数 .HSI の終値は62.68ポイント(0.28%)安の2万2417. 01。 ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE は62.52ポイント(0.62%) 安の9987.84。
主要セクターでプラス圏で引けたのはハイテク株 .HSCIIT と消費者サービス関連株 .HSCICG などごく一部。 吉利汽車 0175.HK は1%超安。米ウーバー UBER.UL などに対抗し、ハイエンドの レンタカー・配車サービス向けアプリを手掛ける計画を示したが、投資家の支持は得られ ていないようだ。