(内容を追加しました) [上海 24日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 前場終値 3585.0190 51.0702安 1885.5億元(上海A株) 寄り付き 3631.3129 4.7763安 前営業日終値 3636.0892 15.6780安 4183.8億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 大引け 22138.13 97.54高 268.9億香港ドル 高値 22217.45 安値 22128.72 寄り付き 22207.82 167.23高 前営業日終値 22040.59 210.57高 507.5億香港ドル
24日前場の中国株式市場は続落し、1%以上の下落となった。保険会社が上場企業 に投資する際のルールが厳格化されたことが嫌気され、優良株への売りが加速している。 上海総合指数 .SSEC は51.0702ポイント(1.40%)安の3585.01 90。上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指 数 .CSI300 は63.775ポイント(1.65%)安の3802.607で前引けた。
保険会社は年末に向けて、相対的に割安な大型株に積極的に投資しており、優良株の 株価は最近上昇していた。こうしたなか、中国保険監督管理委員会(CIRC)は、保険 会社が上場企業の株式を取得した場合の情報開示義務を厳格化すると発表。保険会社が上 場企業の株式の5%以上を取得する際は、購入計画を開示する義務を負うこととなった。 規制強化を受けて、これまで保険会社の有望な投資先と見られていた銘柄が売られた 。小売りの大商 600694.SS が5.9%安、ディベロッパーの金地 600383.SS が8.1% 安となったほか、漢方薬メーカーの北京同仁堂 600085.SS は7.8%下げている。 幅広い銘柄が売られており、不動産 .CSI300REI が市場全体の下落を主導している。 深セン証券取引所の新興企業向け市場「創業板(チャイネクスト)」 .CHINEXTC は 1%近く下落した。中国国務院(内閣)は23日夜、店頭市場に上場する企業の「創業板 」への移行を容認する試験プログラムを検討すると発表、需給悪化懸念が広がった。
短縮取引の香港株式市場は、続伸して終了した。エネルギー .HSCIE 株が買われた。 ハンセン指数 .HSI 終値は97.54ポイント(0.44%)高の2万2138.1 3。ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE は70.26ポイント(0.71%) 高の9953.21で終了。香港株式市場はあす25日はクリスマスのため休場となる。 香港市場は、世界的な株価上昇の流れに加えて、コモディティー(商品)価格の回復 が追い風となったと見られる。香港のエネルギー株指数 .HSCIE は、2.3%上昇した。