[6日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6073.38(‐63.86) 前営業日終値 6137.24(+43.81)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 10214.02(‐96.08) 前営業日終値 10310.10(+26.66)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4480.47(‐57.16) 前営業日終値 4537.63(+15.18)
<ロンドン株式市場> 反落。中国経済への懸念から1次産品関連が売られた。北朝 鮮が水爆実験を実施したと表明したことも相場の重しとなった。 中国人民銀行(中央銀行)は人民元の対ドル基準値(中間値)を元安ドル高水準に設 定した。この日発表の昨年12月の中国サービス部門購買担当者景況指数(PMI)は1 7カ月ぶりの低水準だった。 世界最大の金属消費国である中国を不安視して、鉱業株指数 .FTNMX1770 は3.74 %低下した。 供給過剰と在庫増加への懸念で、北海ブレント原油の価格が約11年ぶりの安値に下 落。石油大手の英BP BP.L や英オランダ系ロイヤル・ダッチ・シェル RDSa.L などのエ ネルギー株も売られた。 半導体設計の英ARMホールディングス ARM.L は3.0%下落した。米アップルが iPhone(アイフォーン)の最新機種について、生産を1─3月期に3割程度減らす とした日本経済新聞の報道が嫌気された。 北朝鮮は6日、小型の水爆実験に成功したと発表。地政学的リスクの高まりは投資家 にとって不安材料となった。 ただこうした不安要素は防衛関連企業の追い風となり、防衛大手BAEシステムズは3.7%上昇し、FT100種の中で最も好調だった。
<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。中国経済への懸念が再び強まって、1次 産品株が売られた。 FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は17.97ポイント(1.27% )安の1392.40で取引を終えた。一時は昨年12月中旬以来、約3週間ぶりの安値 となる1382.96をつける場面もあった。 DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は38.69ポイント(1.22%) 安の3139.32だった。 STOXX欧州600指数 .STOXX の全部門がマイナス圏で取引された。中でも鉱業 株を含む資源株指数 .SXPP は3.28%低下し、部門別で最も大きく落ち込んだ。グレ ンコア GLEN.L とアングロ・アメリカン AAL.L 、リオ・ティント RIO.L 、BHPビリト ン BLT.L は2.7%から4.9%値下がりした。 中国人民銀行(中央銀行)はこの日、人民元の対ドル基準値(中間値)を切り下げた 。これを受け、中国経済が想定より悪化しているのではないかとの懸念が浮上した。昨年 12月の中国サービス部門購買担当者景況指数(PMI)は17カ月ぶりの低水準となっ たことも不安視された。 半導体メーカーも値を下げた。米アップルがiPhone(アイフォーン)の最新機 種の生産を減らす見通しとの報道が嫌気され、ドイツの半導体大手インフィニオン・テク ノロジーズ IFXGn.DE は3.1%下落した。米資産運用会社バーンスタインが投資判断を 「アウトパフォーム」から「マーケットパフォーム」に引き下げたことも重しとなった。 同業のダイアログ・セミコンダクター DLGS.DE は5.6%、ASML ASML.AS は2.3 %、ARM ARM.L は3.0%値を下げた。