(内容を追加しました) [上海 14日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 前場終値 2917.5209 32.0759安 1030.4億元(上海A株) 寄り付き 2874.0489 75.5479安 前営業日終値 2949.5968 73.2643安 2074.0億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 前場終値 19608.96 325.92安 410.1億香港ドル 寄り付き 19578.92 355.96安 前営業日終値 19934.88 223.12高 773.5億香港ドル
中国株式市場は続落して前場を終えた。上海総合指数は昨夏の株価急落時につけた安 値を試す展開となっている。中国当局は市場の鎮静化に向けたコメントを新たに発表した ものの、投資家の懸念緩和にはつながらなかった。 上海総合指数 .SSEC 前場終値は32.0759ポイント(1.09%)安の291 7.5209。上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI 300指数 .CSI300 は19.209ポイント(0.61%)安の3136.670。 上海総合指数は一時2.8%下落し、心理的に重要な節目とされる昨年8月の安値2 850.71をわずかに17ポイント上回る水準まで落ち込んだ。 この水準を下抜けた場合、同指数は2014年12月以来の安値に直面する。 華泰証券のアナリストは「この心理的な節目を維持するのは難しい。人民元は下げ、 米国は利上げし、経済は減速している。投資家には株式に投資する妥当な理由が見当たら ない」と指摘。「市場を支援するには、発言だけでなく資金が必要だ」と語った。 実際、市場を落ち着かせるための当局の発言は無視された格好となった。 上海・深セン両証券取引所は13日遅く、上場企業の大株主による株式売却の監視を 強化したことを明らかにした。 これとは別に、中国証券監督管理委員会(CSRC)も、新規株式公開(IPO)の 許可制から登録制への移行について、段階的に移行を進めるためIPOの急増にはつなが らないとあらためて表明した。 ほぼすべてのセクターに売りが出たが、小型株の反発を見込む動きも一部で見られ、 深セン証券取引所の新興企業向け市場「創業板(チャイネクスト)」 .CHINEXTC は0. 7%上昇した。
中国株式市場や米株市場の下落を受け、香港株式市場も反落。ハンセン指数は2年半 ぶりの安値をつけた。 ハンセン指数 .HSI 前場終値は325.92ポイント(1.63%)安の1万960 8.96で、2013年6月以来の安値。 ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE は163.08ポイント(1.92% )安の8331.41。