(内容を追加しました) [ニューヨーク 9日 ロイター] - 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード ダウ工業株30種 16014.38 -12.67 -0.08 16005.41 16136.62 15881.11 .DJI 前営業日終値 16027.05 ナスダック総合 4268.76 -14.99 -0.35 4224.87 4329.61 4222.48 .IXIC 前営業日終値 4283.75 S&P総合500種 1852.21 -1.23 -0.07 1848.46 1868.25 1834.94 .SPX 前営業日終値 1853.44
米国株式市場は乱高下の後に小幅安で終えた。終盤にかけて素材株と医薬品株が上昇 し、原油価格の大幅な下落の影響を補った。
北海ブレント原油先物 LCOc1 が7%強値下がりして終えたことを受けてエネルギー株 が引き続き大幅安となった。 S&Pエネルギー株指数 .SPNY は2.5%安で業種別の値下がり率トップ。 シェブロン CVX.N は3.6%安、エクソンモービル XOM.N も3.6%安で終えた。 インターネット交流サイト(SNS)のフェイスブック FB.O は0.2%安、グーグ ルの親会社アルファベット GOOGL.O が0.4%安、マイクロソフト MSFT.O も0.3% 安で終えた。 一方、バイオ医薬品の米ギリアド・サイエンシズ GILD.O は2.3%高となり、アラ ガン AGN.N も2.3%値上がりした。
ただ、終盤には幅広い業種の銘柄が下げ渋るなど、市場心理が反転する可能性も示唆 される動きが見られた。 オークブルック・インベストメンツのピーター・ジャンコウスキーズ共同最高投資責 任者(CIO)は「イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の明日の下院金融委員会で の議会証言をめぐって、恐らく一部に楽観論がある。議長から、相場を活気づける何らか の発言が出るという期待感もあるのだろう」と話している。
トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の合計出来高は約100億株で、過 去20営業日平均の95億株を上回った。 騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が下げ2161で上げ935(比率は2.31 対1)、ナスダックは下げ1824で上げ971(1.88対1)だった。