(内容を追加しました。) [上海 19日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 前場終値 2849.4030 13.4897安 957.2億元(上海A株) 寄り付き 2854.9040 7.9887安 前営業日終値 2862.8927 4.4452安 2300.3億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 前場終値 19257.37 105.71安 313.1億香港ドル 寄り付き 19238.43 124.65安 前営業日終値 19363.08 438.51高 725.9億香港ドル
19日の中国株式市場は続落、香港市場は反落して前場を終了した。 ただ、週間ではともに大幅上昇となる見込み。 一部のアナリストは、景気の先行き不透明感からの投資家の警戒感が薄商いに反映さ れているとして、株価反発の勢いは衰えるとみている。 上海総合指数 .SSEC の前場終値は13.4897ポイント(0.47%)安の28 49.4030。週間の上昇率は約3%となっている。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数 .CSI300 の前場終値は11.840ポイント(0.39%)安の3041.859。週 間の上昇率は2.6%となっている。 香港のハンセン指数 .HSI の前場終値は105.71ポイント(0.55%)安の1 9257.37。 ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE の前場終値は49.53ポイント(0 .61%)安の8116.94。両指数ともに週間の上昇率は5%を超え、2015年4 月以来の高水準となる見通し。 香港市場ではエネルギー株 .HSCIE の下落が目立っている。 今週見られたリスク志向の回復は、原油価格の持ち直しを受けてエネルギー株や銀行 株が買われる中での世界的な株価の反発に支えられていた。 ただ、アンプル・ファイナンス・グループ(香港)の資産運用責任者、アレックス・ ウォン氏は、原油価格の上昇は勢いを失いつつあり、香港を含めた世界の株式市場に新た なリスクをもたらしていると指摘。「原油が下落を再開する場合、エネルギー株と欧州銀 行株が影響を受けやすく、香港を含む世界の市場に新たなボラティリティーをもたらすだ ろう」と述べた。 中国については2009年の4兆元規模の景気刺激策に効果はなかったとし、「刺激 策は根本的な問題を解決しない」と述べた。