[23日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 5962.31(‐75.42) 前営業日終値 6037.73(+87.50)
クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 9416.77(‐156.82) 前営業日終値 9573.59(+185.54)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4238.42(‐60.28) 前営業日終値 4298.70(+75.66)
<ロンドン株式市場> 反落し、FT100種総合株価指数 .FTSE は75.42ポ イント(1.25%)安の5962.31で取引を終えた。決算が軟調だった金融大手ス タンダード・チャータード(スタンチャート) STAN.L や減配を発表した資源大手BHP ビリトン BLT.L が売られ全体水準を押し下げた。 スタンチャートは6.7%下落し、FT100種で最も大きく値下がりした。昨年の 通期利益が84%減ったことが嫌気された。中国経済の減速で1次産品が値下がりしたこ とや、融資の貸し倒れ拡大が利益を押し下げたとした。 BHPビリトンは6.1%安。1次産品の値下がりが予想以上に長引いており、配当 の維持・拡大を約束してきた方針を撤回し、中間配当を75%引き下げた。 金属価格が下がったこともこうした鉱業株の重しとなった。 原油も値下がりし、石油大手のBP BP.L やロイヤル・ダッチ・シェル RDSa.L が売 られた。イランの石油相が主要産油国による増産凍結合意について「ばかげている」と発 言したことや、サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相がいかなる減産も考えていない としたことが原油安につながった。 一方、ロンドン証券取引所(LSE)グループ LSE.L は13.7%上昇し、200 8年11月以来の大幅な値上がりとなった。ドイツ取引所 DB1Gn.DE と合併協議中と認め たことが買い材料となった
<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。原油先物価格の下落が相場の重しとなっ たほか、英金融大手スタンダード・チャータード(スタンチャート) STAN.L や英豪系資 源大手BHPビリトン BLT.L の値下がりも全体水準を押し下げた。 FTSEユーロファースト300種 .FTEU3 は17.26ポイント(1.32%)安 の1289.04で取引を終えた。DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は46 .53ポイント(1.59%)安の2887.38だった。 サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相が、いかなる減産もしない構えを示したこ とで原油価格が下落し、終盤にかけて売りが加速した。STOXX欧州600石油・ガス 株指数 .SXEP は2.38%下落した。 スタンチャートは6.7%安。金融市場の世界的な弱含みや1次産品の値下がり、融 資の貸し倒れ拡大などが打撃となり、通期利益が84%減少した。 BHPビリトンは6.1%下落した。配当の維持・増加を約束してきた今までの方針 を撤回し、中間配当を75%引き下げたほか、16年超ぶりに純損失を出した。 STOXX欧州600鉱業株指数 .SXPP はBHPや金属価格の値下がりが重しとな り、3.21%下落と部門別で最も落ち込んだ。 一方、ドイツ取引所 DB1Gn.DE とロンドン証券取引所(LSE)グループ LSE.L は 3.2%と13.7%それぞれ上昇した。欧州最大級の取引所を目指して合併協議を進め ていることが好感された。欧州の取引所運営会社ユーロネクスト ENX.PA やスペインの同 業ボルサス・イ・メルカードス・エスパニョーレス(BME) BME.MC も連れ高となった 。