[26日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比) FT100種総合株価指数(ロンドン) .FTSE 終値 6096.01(+83.20) 前営業日終値 6012.81(+145.63) クセトラDAX指数(フランクフルト) .DAX 終値 9513.30(+181.82) 前営業日終値 9331.48(+163.68)
CAC40種平均指数(パリ) .FCHI 終値 4314.57(+66.12) 前営業日終値 4248.45(+93.11)
<ロンドン株式市場> 続伸。週間ベースでは2週連続のプラスとなった。教育・メ ディア大手ピアソン PSON.L やロンドン証券取引所(LSE)グループ LSE.L が買われ 全体水準を押し上げた。 ピアソンは4.3%上昇した。決算が市場予想と一致したほか、事業再編により20 18年には8億ポンド以上の利益を出せるようになるとしたことが好感された。 LSEは6.9%高。週間ベースでは13%を超える値上がりとなった。ドイツ取引 所 DB1Gn.DE と合併協議を進めているとした23日の発表が好意的に受け止められている 。両取引所は26日、英国が6月の国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を選択した場 合でも、合併後の事業に影響することはないとの見方を示した。 銅価格の上昇に伴って鉱業株も買われ、英豪系リオ・ティント RIO.L とBHPビリ トン BLT.L 、スイスのグレンコア GLEN.L は3.0%から8.0%の値上がりとなった 。 銀行大手ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS) RBS.L は7.1%下 落し、2012年6月以来の大きな落ち込みとなった。昨年の通期決算は、事業再編や訴 訟関連の費用が増えたことが響き、19億7000万ポンドの赤字になった。同社は金融 危機の08年に政府に救済されて以来、利益を出していない。前日に特別配当を発表した 金融大手ロイズ・バンキング・グループ LLOY.L と対照的な決算だった。
<欧州株式市場> 続伸して取引を終えた。金属価格の上昇に伴い鉱業株が買われた ほか、好調な企業決算も相場を押し上げた。 FTSEユーロファースト300種 .FTEU3 は20.42ポイント(1.59%)高 の1305.00で取引を終えた。取引時間の早い段階では1312.23ポイントと、 2月上旬以来、約3週間ぶりの高値をつける場面もあった。週間ベースでは2週連続でプ ラスだった。 DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は51.74ポイント(1.80%) 高の2929.16だった。 STOXX欧州600鉱業株指数 .SXPP は3.87%上昇した。銅 CMCU3 やアルミ ニウム CMAL3 など主要な産業用金属が値上がりしたことが買い材料となった。原油相場 の上昇に伴ってSTOXX欧州600石油・ガス株指数 .SXEP は3.60%上昇し、部 門別で2番目に大きく伸びた。イタリアの石油大手ENI ENI.MI は5.1高。第4・四 半期は大幅な純損失を計上したが、市場予想通りの配当を提案したことが買い材料視され た。 スペインの風力発電機大手ガメサ GAM.MC は通期決算が市場予想を上回り、株価が5 .8%上昇した。市場予想に沿う決算を発表した英教育・メディア大手ピアソン PSON.L は4.3%高となった。