ソシエテ・ジェネラル・インターナショナルは、ロンドン金属取引所（LME）のリング・ディーリング・メンバーの地位を8月27日付で放棄する予定であることを、LMEが本日発表した。この決定により、LMEリングの会員数は7社に減少し、従来のオープン・アウトクライ・トレーディング・システムの存続可能性について疑問の声が上がっている。
欧州最後のオープン・アウトクライ・トレーディングの場であるLMEリングは、象徴的な赤い革張りの座席と、トレーダーが銅、アルミニウム、ニッケルなどの金属を迅速に取引するために用いる独特の手信号で知られている。
ソシエテ・ジェネラルの撤退は、2年前にED&Fマン・キャピタル・ マーケッツがLMEのメンバーであるマレックスに買収され、リング ディーリングから撤退したのに続くものだ。
ソシエテ ジェネラルは、リング・ディーリングからの離脱に伴い、カテゴリー2の会員資格に移行する。この変更により、ソシエテ ジェネラルは、自社および顧客のために電子取引を継続し、LMEのクリアリングハウスに参加することができる。
カテゴリー2への移行は、LMEの枠組みにおける同行の役割の調整を反映したもので、従来のオープン・アウトクリ方式から最新の電子システムへと移行する。
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