[北京 24日 ロイター] - 中国国家発展改革委員会(発改委)は24日、インフラ部門の民間投資を促進する措置を発表した。民間プロジェクト向けの資金支援を強化する方針も示した。
中国共産党と国務院(内閣)は先週公表した共同指針で、民間企業への支援を強化すると表明していた。
発改委は国家の主要プロジェクトに民間資本をさらに呼び込むことを望むと表明。民間投資家が参加できる輸送、水利、クリーンエネルギー、新規インフラ、先進製造業、近代的農業などの部門のリストを公表する方針を示した。詳細は後日発表する。
発改委は「民間投資を改善する重要性を全面的に認識する必要がある」とし、投資全体に占める民間固定資産投資の比率を妥当な水準に保つ方針を示した。
先週発表された統計によると、1─6月の固定資産投資は国有部門が前年比8.1%増加したのに対し、民間部門は同0.2%減少した。
発改委は民間プロジェクト向けの資金支援を強化する方針も表明。同委員会が中央政府の予算で特別基金を設置し、民間投資の伸びが高く強力に政策を実行している20都市を毎年支援する。