[19日 ロイター] - 中国のインターネットサービス大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)は19日、環境・社会活動に500億元(76億8000万ドル)を投資すると発表した。
基礎科学や教育改革、農村の活性化、温暖化ガスの排出削減、食料・エネルギー・水の供給などの分野に資金提供を行う。
また、こうした取り組みを指揮するため、企業開発グループを立ち上げる。投資の時期については明らかにしていない。
創業者で最高経営責任者(CEO)の馬化騰(ポニー・マー)氏は声明で「テンセントは、常に変化する社会や時代のニーズに対応し、社会全体とともに発展・繁栄していくべきだ」と述べた。
中国政府は国内インターネット企業大手を厳しく監督しており、違法な商慣行に神経をとがらせている。10日には、電子商取引最大手アリババ・グループが独占禁止法に違反したとして27億5000万ドルの罰金を科すと発表した。