日経平均は5日ぶり大幅反発。
21日の米国市場では、利上げ観測の後退や堅調な原油相場が引き続き好感され、NYダウは7日続伸となった。
為替相場も1ドル=112円台まで円安方向に振れ、本日の日経平均は212円高と大幅反発してスタートした。
寄り付き後も上げ幅を拡大し、朝方に17107.80円(前週末比382.99円高)まで上昇する場面があった。
買い戻しが一巡すると上値の重い展開となり、後場には一時126円高まで上げ幅を縮めた。
ただ、大引けにかけて再び強含み、節目の17000円を回復して本日の取引を終えた。
大引けの日経平均は前週末比323.74円高の17048.55円となった。
東証1部の売買高は20億1411万株、売買代金は2兆1784億円だった。
業種別では、その他製品や精密機械が3%超上昇したほか、医薬品、海運業が上昇率上位だった。
一方、下落したのは鉱業のみだった。
個別では、トヨタ自 (T:7203)が買われ3%を超える上昇となったほか、三井住友 (T:8316)、三菱UFJ (T:8306)、ソニー (T:6758)、日産自 (T:7201)などが堅調。
ソフトバンクグ (T:9984)は小幅高となったが、KDDI (T:9433)、NTT (T:9432)、NTTドコモ (T:9437)といったその他通信大手はいずれも3%超上昇した。
スマートフォンアプリ「Miitomo」の順調スタートが評価された任天堂 (T:7974)は8%高、前週末に決算発表した日本オラクル (T:4716)は9%高と急伸。
また、GMOクラ (T:3788)、北陸電工 (T:1930)、ユアテック (T:1934)などが東証1部上昇率上位となった。
一方、売買代金上位ではみずほ (T:8411)、キヤノン (T:7751)、パナソニック (T:6752)がマイナスで取引を終えた。
台湾・鴻海精密工業が出資減額を要求していると報じられたシャープ (T:6753)は6%超の下落に。
また、クラリオン (T:6796)、GMB (T:7214)、ミタチ (T:3321)などが東証1部下落率上位となった。