[ワシントン 12日 ロイター] - トランプ政権の次期ロシア大使候補に、ビーガン北朝鮮担当特別代表が浮上している。状況に詳しいある関係者が12日語った。
国務省は先週、ハンツマン駐ロシア大使の10月の退任を発表した。ハンツマン氏はユタ州知事選出馬を検討中とみられている。
VOXニュースは9日、ホワイトハウス内の協議に詳しい関係者2人の話として、ビーガン氏が次期駐ロ大使候補として検討されていると報じた。
別のある関係者もロイターに、ビーガン氏が検討されていることを明らかにした。
VOXの報道について、ビーガン氏は直接反応していない。国務省も行政上の発表はないとしている。
ビーガン氏が駐ロ大使に転出すれば、停滞している北朝鮮との非核化協議再開に大きな影響が及ぶ可能性がある。
ビーガン氏は大学で政治学とロシア語を専攻し、1992─94年にモスクワの共和党国際研究所の所長を務めた経験がある。