[東京 26日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落し、米原油先物は約2週間ぶりの低水準を付けた。米中貿易摩擦の激化を受けて世界経済を巡る懸念が高まっている。
0044GMT(日本時間午前9時44分)時点で、北海ブレント先物 (LCOc1)は0.89ドル(1.5%)安の1バレル=58.45ドル。一時は8月15日以来の安値となる58.24ドルを付けた。
米WTI原油先物 (CLc1)は1ドル(1.8%)安の53.17ドル。8月9日以来の安値となる52.96ドルまで下げる場面もあった。
ベイラー・マーケッツのマネジングパートナー、スティーブン・イネス氏は「深刻な世界経済減速や、米リセッション(景気後退)の可能性を巡る懸念」が原油相場下落の主要因だと指摘した。