[マドリード 2日 ロイター] - 2日に発表されたスペインの2つの世論調査で、スペイン議会の比較第1党である社会労働党が、支持率でリードを広げている。
同党の党首と暫定首相を務めるペドロ・サンチェス氏は、4月の総選挙以降、7月に2度にわたり正式な首相として議会に承認されず、3週間以内に問題を解決しなければ11月1日に新たに選挙が行われる状況に追い込まれている。
ムンド紙に掲載された調査会社シグマ・ドスの世論調査によると、社会労働党の予想得票率は33.4%、保守派の国民党(PP)は19%、急進左派政党ポデモスは14.2%となった。
調査は、8月27─29日に1000人に実施された。結果についてシグマ・ドスは、社会労働党はポデモスの協力が得られれば新政権を発足できると分析した。
一方、ラゾン紙に掲載されたNCリポートの世論調査は、過半数を獲得するにはふたたびより小規模な政党の協力が必要になると分析している。