[ロンドン 3日 ロイター] - ジョンソン英首相の報道官は3日、総選挙が実施されることになれば、首相は10月17、18日の欧州連合(EU)首脳会議前に実施することを目指しており、英国のEU離脱後に行われる可能性はないと述べた。
ジョンソン首相は前日、議会が「合意なき」EU離脱を阻止すれば、総選挙の実施を余儀なくされると表明。政府高官によると、議会が合意なき離脱阻止に動けば、ジョンソン首相は早ければ10月14日に総選挙に踏み切る考えという。
野党・労働党議員からは、ジョンソン首相が総選挙の日程を10月14日に設定しつつも、合意なき離脱を実現するため、10月末のEU離脱期日後に延期する可能性があるとの懸念の声が上がっている。
首相報道官は「総選挙の日程をEU離脱後に後ずれさせ、議会を解散するという考えは間違っており、可能ではない」とし、「総選挙はEU首脳会議前に完了する必要がある」と強調した。