[ドバイ 4日 ロイター] - イランのロウハニ大統領は4日、欧州諸国が核合意を存続させるための措置をまとめる期限を2カ月延長する考えを明らかにした。
ただイランはなお合意の不履行で「甚大な影響」をもたらす措置を準備していると警告した。
ロウハニ師は米国の制裁を緩和するための一段の措置を欧州の核合意参加国が打ち出さなければ、9月5日までに合意の一部履行停止をさらに進める考えを示していた。
しかし国営テレビによると、同師は「われわれが今日明日中に欧州と合意する可能性は低い。欧州は約束を履行するための時間をあと2カ月得る」と述べた。
イランは合意の一部履行停止を継続し、核開発を加速させると付け加えた。「(履行停止の)第3段階は最も重要なもので甚大な影響をもたらす」と強調した。