[国連 4日 ロイター] - 北朝鮮の国連代表部は4日、ロイターに対し、李容浩(リ・ヨンホ)外相が今月下旬の国連総会一般討論演説に出席しないことを明らかにした。「日程上の理由」と説明している。
李外相は昨年まで3年連続で、各国の首脳や閣僚が登壇する一般討論演説に出席している。国連が7月10日に公表した暫定的な演説予定リストでは、北朝鮮は閣僚級の派遣を通知していたが、8月30日付のリストでは閣僚から格下げられた。
今年の国連総会では李外相に代わり、金星(キム・ソン)国連大使が9月30日に一般討論演説を行うとみられる。約1週間続く各国の演説で、北朝鮮の順番は最後から2番目となる。
北朝鮮の国連代表部は李外相の欠席について、これまでも異なるレベルの代表を派遣してきたとして、大した意味を持たないとの認識を示唆した。