[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米国時間の原油先物は小幅安。トランプ米大統領によるボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)解任を受け、イラン産原油の輸出が再開されるとの思惑が広がった。
一方、サウジアラビアの新エネルギー相が前日に石油輸出国機構(OPEC)主導の減産合意を維持する姿勢を示したことが引き続き支援材料となった。
北海ブレント先物 (LCOc1)の清算値は0.21ドル安の1バレル=62.38ドル。米WTI原油先物 (CLc1)は0.45ドル(0.8%)安の57.40ドル。
トランプ大統領はこの日、ボルトン大統領補佐官を解任したことを明らかにした。北朝鮮やイラン、アフガニスタン、ロシアなどとの外交政策を巡る見解の相違が理由と説明した。
プライス・フューチャーズ・グループのアナリスト、フィル・フリン氏は、ボルトン氏解任を受け「トランプ政権のイランに対する強硬姿勢が弱まり、協議が開始され、イラン産原油が戻ってくる可能性があると市場は受け止めた」と述べた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20190910T213505+0000