[東京 12日 ロイター] - 原油先物価格は12日、前日の大幅下落から反発している。貿易摩擦の解消に向けて米中双方が動いたことや、米原油在庫が約1年ぶり水準に減少したことが支援材料となっている。
0051GMT(日本時間午前9時51分)時点で、ブレント先物 (LCOc1)は0.41ドル(0.7%)高の1バレル=61.22ドル。
米WTI先物 (CLc1)も0.40ドル(0.7%)高の56.16ドル。
中国は11日、一部の米国製品を追加関税対象から除外すると発表。トランプ米大統領も中国製品への関税引き上げを延期すると明らかにし、通商協議を前に双方が譲歩する姿勢を示した。
米エネルギー情報局(EIA)が11日に公表した週間統計によると、米原油在庫は4週連続で減少し、4億1610万バレルと、2018年10月以来の低水準を記録した。