[モスクワ 19日 ロイター] - ロシア財務省は19日、向こう3年間で大規模な公共投資やインフラ整備に振り向ける歳出を拡大し、経済成長の押し上げを目指すと表明した。
今年の経済成長は1%強と、昨年の2.3%から減速する見通し。ロシアは2024年までに世界の五大経済の一角を占めることを目標としており、現在は新たな成長エンジンを必死に模索しているところだ。
こうした中で財務省は、道路建設から医療制度近代化まで多岐にわたる案件を対象に来年2兆ルーブル、21年に2兆3000億ルーブル、22年に2兆7000億ルーブルを投じる。
同省は、来年国内総生産(GDP)の0.8%になると予想される財政黒字が、22年には同0.2%まで縮小するとの見通しも示した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20190920T053550+0000