[シンガポール 24日 ロイター] - 24日の原油先物は軟調。欧州と日本の低調な製造業関連統計を受け、悲観的な需要見通しが意識された。ただ、サウジからの供給途絶を巡る不透明感が下値を支えている。
0154GMT(日本時間午前10時54分)時点で、北海ブレント先物 (LCOc1)は29セント安の1バレル=64.48ドル。米WTI原油先物 (CLc1)は24セント安の1バレル=58.40ドル。
CMCマーケッツ(シドニー)のシニア市場アナリスト、マイケル・マッカーシー氏は欧日のさえない製造業指標に触れ、「需要サイドの問題が再び注目されており、現時点でわれわれはWTIよりもブレントにやや(下押し)圧力を感じている」と述べた。
一方、サウジの石油施設攻撃を受け、原油価格は年初来で比較的高い水準にとどまっている。